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ごみ焼却処理の流れ

江南丹羽環境管理組合が、昭和55、56、57年度の3ヶ年にわたり建設した環境美化センターは1日150トンのゴミを処理することのできるゴミ焼却施設です。この施設は公害防止を最重点に考慮し、排出ガスや焼却灰なども理想的な処理ができる最新の施設です。また、平成11年から13年にかけて排出ガスをよりきれいにするため、特にダイオキシン類の一層の削減を目的とした改造を行い、環境保全に万全を期した設備となっています。

ごみ焼却処理の流れ
ごみ計量機

1ごみ計量機

ごみ収集車は自動印字式計量機にて計量後、搬入斜路を入りプラットホームに至ります。

プラットホーム

2プラットホーム

収集されたごみは3基の油圧開閉式中折れヒンジ式投入扉を経て生ごみピットに投入されます。

ごみピットとクレーン

3ごみピットとクレーン

ピットには約450トンのごみが溜められます。
ごみはクレーン操作室から遠隔操作で破砕機投入ホッパへ送られます。

破砕機

4破砕機

竪型回転式剪断衝撃方式の破砕機で、ごみは100m/m程度に破砕され、コンベアによって破砕ごみピットに送られます。

焼却炉(本体)

5焼却炉(本体)

ごみ処理量450kg/m2・hrと高い燃焼効率が得られますので、本体は非常にコンパクトです。

焼却炉(内部)

6焼却炉(内部)

焼却炉内部の状態です。 燃焼用空気は底部のスリット孔から吹き出され、また不燃物は右側の取り出し口より炉の燃焼を止めることなく取り出されます。

不燃物振動篩

7不燃物振動篩

不燃物取出コンベアによって炉から取り出された砂から不燃物が篩い分けられ、砂は炉内に戻されます。

ガス冷却室

8ガス冷却室

排ガスはガス冷却室で高圧水噴射により冷却されます。

排ガス冷却器

9排ガス冷却器

ガス冷却室から出た排ガスをさらに冷却し、集じん器に入る排ガスの温度を200℃以下にします。

消石灰・活性炭吹込装置

10消石灰・活性炭吹込装置

排ガス中に消石灰を吹き込み塩化水素を中和除去します。また、同時に活性炭を吹き込みダイオキシン類を吸着除去します。

ろ過式集じん器

11ろ過式集じん器

炉から出る排ガス中のばいじんはろ過式集じん器により捕集され、煙突から清浄な排ガスを大気に放出します。

灰バンカ・不燃物バンカ・鉄分バンカ

12灰バンカ・不燃物バンカ・鉄分バンカ

燃焼残渣は磁選機により鉄分と不燃物に別けられ、鉄分バンカ・不燃物バンカに、またばいじんは固化後灰バンカに貯められ適時搬出されます。

灰固定化設備

13灰固定化設備

ろ過式集じん器によって捕集されたばいじんはセメントと水で粒状に固定され灰バンカへ送られます。

押込送風機

14押込送風機

ごみピット室の臭気を吸引し、砂の流動用空気とごみの燃焼用空気として炉に送り込みます。

二次送風機

15二次送風機

焼却炉上部に二次空気を吹き込み完全燃焼させます。押込送風機と同様にごみピット室の臭気を吸引しています。

誘引通風機

16誘引通風機

清浄になった排ガスは誘引通風機から煙突を経て大気へ放出されます。

環境監視盤

17環境監視盤

煙突から出る有害物質は備え付けられた排ガス分析計で常時監視され、施設入口の監視盤でその排出量を確認することができます。

中央操作盤

18中央操作盤

環境美化センター内はすべて自動化されており、燃焼状態をはじめあらゆる機器の運転状況はここで集中監視、制御されています。